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この小ボートでオンス島に到着。沖海面に立つモヤわかるでしょうか? |
オンス島 Isla Ons は
前記シエス諸島の十数km北にあり、これもガリシア海岸国立公園の自然保護地区。
(日本語ウィキ)
シエス諸島に比べて人気がないのは、同じく白砂の美しい海岸があるものの、ロダス浜のような長いビーチはなく、地形がなだらかで内陸の風景の多くはイバラの茂る荒野という感じで、目を見張るような迫力に欠けるからだろう。
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海岸にも流れ来る霞 |
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浜辺は私とカモメのみ。向こうに見えるはオンサ島(母島父島みたいなものか?) |
でも人気のないのは魅力の一つ。何たって行きの午後の連絡船は10人乗りぐらいの小型ボートで、お客は私を入れて二人のみ。 浜辺も散策路も宿もほぼプライベートという感じで、、、そうそうここはシエスとは違って有人島で、お年寄りの住人たちや家屋施設を修理する季節労働者も数人いて、「宿」もある! だから私は一泊してシエスでできなかった夢(?)を果たした。大げさと思われるかもしれないがシエスのキャンプ場も9月21日の夜が最後だったし、私の仏語ガイドブックではオンスのお宿も9月中旬までと書かれていて、、、サイトではまだ予約できる様子だったが、天気もコロコロ変わるしで、いつものとおり行き当たりばったり。
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作品のインスピレーション? |
私が連絡船の出るブエウ Bueu に着いたのは月曜(9/25)の正午前で快晴。船出日和だが4時まで船はなし。(これもヴィゴでもらったパンフレットの時刻表とはやはり微妙に異なる) 暇を持て余す連絡船のチケット窓口の女の子が電話で問い合わし宿泊の手続きも整えてくれたので万々歳。荷物も預かってくれたので4時間待ちなど何のその。海岸をぶらぶら、ランチしてカフェのWi-Fiでメール見たりして、、、。
さて船出をしてみると沖の海面にはモヤが立ち、島の浜も霞んでいたり晴れていたりして、日本の山間にでもいるような雰囲気。
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眼下は雲の海になり高い山にでもきたような |
翌朝起きると今度は完全な霧につつまれ、散歩しても何も見えない。予定を繰り上げ12時半の船で戻ろうかと思っていたら正午から急に晴れ出し、早まらなくて、というか船の時間が遅くてよかった〜。朝には「生憎ねー」と宿のおばさんに言われていたのだが、他の人曰く「いつもこうなんだ」 気温も上がりビーチでごろごろ。でも数日の差で海水の温度は一層下がり足までしか浸からなかった。
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2日目の朝はこれですからねー、即戻ろうかと思いました |
シエスのカモメたちはビスケットを出して食べたりすると近づいて来たりしたが、ここの野鳥は観光ズレしてなくて無頓着。散策路では野兎がピョンピョン飛び出してくるし、貝殻もきれい。今は秋の花があちらこちらに慎み深く咲いているが、多分春には荒れ野は百花繚乱ではなかろうか。宿のおばさんもプリマヴェーラはフロレスフロレスと言っていた。だから今度は5月頃に来てみようと思いつつ午後7時の船に乗ったのだった。
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彼方に見えるのがシエス諸島 |
観光情報
船は主にブエウ Bueu とポントノヴォPontonovo から出る(両市とも街並のきれいな旧都ポンテヴェドラ Pontevedra から平日ならバスが沢山出ている)。
シエス同様船の時刻は予約ページまで行って確認した方がよい。
https://www.mardeons.es/en/travel/ons-island/
宿泊情報(ホテル、アパートホテル、キャンプ)
http://www.isladeons.net/
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寝ている間に浜辺は霞み出し、帰り時? |
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葉も幹もなく地面からニョキッと顔を出す不思議な小花 |
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ひょこひょこ出てくる兎たち |
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