と何度も口ずさんでしまった。
64どころではなく11月に65歳になってしまい、パリの低所得老人は地下鉄バス無料乗車カードを請求できるらしいので区役所に申請に行ったところ、乗車カードは即座にはできなかったのだが、老人カードを作ってくれてパリのプールのリストを貰った。プールは老人無料なんて知らなかった〜。それに年末のプレゼントにチョコレートをくれるというので行ってみると会場では区長さんがいて来場者と握手していた。チョコはA3版ぐらい大きな箱でパリ市特製パッケージ。へーえ、来春は選挙あるしな〜(でも毎年こうなのかな〜?) なんだか急に知らない世界に入った感じ(ちょっとおおげさだが)。
というわけで気分を良くし(?)、帰りの道でビートルズの楽しい旋律のナツメロを口ずさみ始めたわけ *(この歌を知らない方は下のyoutube参考に)
さて日本から戻ったパリは以前より予告されていた木曜の「反年金改正スト」のニュースがまっさかり。当初は仏国鉄職員などが今まで享受していた特別システムが撤廃されるのに反対するものだったが、「黄色いベスト」運動に現れた社会に広く蓄積する不満を広く集めて「無期限ゼネスト」になる可能性大。まあこれは十分予知できたことで、実際私の「こっそり日本滞在」から日曜日に戻ったのは一つにはこれを考慮してのことだった。
年金システムに関しては私はよくわからないので書かないが、退職年齢に関し:
自身の経験および同年配の言うことから明らかなのは、当たり前のことだが、悲しいかな歳をとると体力も知力も衰える(個人差はあるとはいえ)。特に物忘れはひどくなる。だから私は、老人は責任ある任務から退いた方がいいと思う。世の中では(フランスでも日本でも)寿命延長に伴い退職年齢の延長が云々されるが、これは年金制度の会計収支的な議論でしかない。こうして老人の「能力低減」の観点は、会計的には不都合、一方老齢者に侮蔑的であるから誰も言い出さないのでそれを理由に退職年齢延長に反対する人を聞いたことがない。勿論仕事を続けたい人は重要度が低いポストで、、、それよりも社会活動に参加する形で続ければ良いと私は思うのだが。
ところで飛行場で「フランスは治安が悪くて心配だ」と言っている日本人二人組に「心配するならストでしょう。テロに巻き込まれる確率は極めて少ないけどストやデモはほぼ確実に少なからぬ迷惑を皆さん被るでしょうから」と教えてあげたけど残念ながら私の意見を聞く気配はなかった。きっと彼ら木曜以降苦労するよ〜。
* 追記:月曜にラジオをつけたら、仏文化放送はすでにストをしていて、私の好きな音楽ストリーミング(参考投稿)。結構ナツメロもかかるので、ビートルズが浮かんだのはそのせいもありますね。(でも「スト」リーミングのDJは博学的でもう少しマイナーの「軽音楽」曲がかかります。当分続きそうなので日本のみなさんも聞いてみたら:例えばGoogleしてFrance Cultureのサイトに入ってDirectというボタンをクリック)
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