2016年3月18日金曜日

パリ鉱物学博物館

「鉱物学博物館」* (Musée de minéralogie)なるものに初めて行った! ルクサンブルグ公園に接っしてあるという驚くべき立地。こんな良いところにあるのは、「パリ国立高等鉱業学校」と名前を訳すと時代遅れな学校に聞こえるかもしれないが、理工学系のエリートを輩出する名門学院(ルイ16世時代の1793年創立、「鉱業」は特に植民地時代の資源獲得に関る花形産業だった)の中にあるから。実際写真の様に、博物館は昔ながらの木製の標本展示ケースが並ぶ、由緒正しき学院の「大きな理科室」といった趣。

行った理由はいつもの如く(?)博物館の中に現代アートを入れるという企画で、「パリの白夜」や昨年末のパリ環境会議に期間中にコンコルド広場に大きな作品を展示したりして活躍中のMilène Guermont ミレーヌ・ゲルモン(ホームページ)が展示しているから。彼女は主にセメントを使う。セメントも技術の進歩で色々な種類のものがあり、実際彼女は「工学」の学位をとってから美大に入っていて、ハイテク系で勝負しているようだ。

中央にぶら下がっているのがゲルモンの作品
こういう異色な経歴で、30歳台でルックスも良く、写真などそれを意識した感もあり、今時のアーティストらしい?  だから日本でも人気がでそう、、、というのは兎も角、HPで見られるように作品は面白そうで、でも「本物」を見たことはなかったし、鉱物学博物館での展覧会は今週末で終わってしまうので時間の空いた昨日、天気もよいし、シェアちゃりんこのヴェリブに乗って行きました。

展示作品、貶すつもりはありませんが、居並ぶ「鉱物標本」は「おフランス」が200年以上かけて集めた自然界にもまたとないような地球が生み出した「作品」たち、「その横にいくら人気作家が作品を並べても歯が立ちませんよ」というのがすぐに下した私の判断。だから結局ゲルモンさんの作品はさておいて、2時間あまりひたすら「結晶」を見た。

2時間もかけたのはちょうど学生グループへの説明をしていて、それを聞きかじりながら回ったから。
一緒に勉強させてもらった、
昔の知識を思い出して結構楽しかった。例えば第一ホールに飾ってあった肖像のアユイ神父 Abbé Haüy(ウィキ)、彼は机から落ちた方解石の破片が小さくなっても同じ形状であることに気づいて「結晶学」の基礎を築いた、こんな逸話を聞くのは何十年ぶりだろう?  でも単語がね〜。「方解石」という単語さえなかなか思い出せなかった。石の名前さえ知っていれば学生を差し置いて答えられる解説員の質問もあったりしたのだが、、、(ちなみに私は中学では「理科クラブ」でして)

学生ツアーが終わった解説員に思い切って尋ねた: 
「XX塩」は一杯見たけど「塩の中の塩、NaClはないの?」
「お塩は学術用語ではHaliteと言うのです」
「へーえ」 そして、ありましたねー、巨大な四角柱が突き出たすごい標本が。それも私の馴染みの南ポーランドのヴィエリチカ産!!!(参考投稿) 
横にあったシシリー産も見事で「塩のデッサン」作家としては心浮き立つ思いでした!

貫禄のヴィエリチカの塩の結晶
鉱物学博物館のサイト(英語もあり)で博物館の「お宝」の結晶など色々な標本写真、それからビデオもあります。ビデオはフランス語ですが、館内が感じがよく見られます。解説のお姉さんは同じ人だったので私の「追体験」をして下さい(笑)


私のブログの読者で「塩(海水)のデッサン」「雨の絵」 を知らない人はいないとは思いますが、念のために私のサイトはこちら
「雨の絵」にも使う青色「ウルトラマリン」のもと

「ミロのヴィーナス」ならぬミロの硫黄
結晶学の祖アユイ神父の肖像。手前は巨大石英、その後の青いのはゲルモンの作品

いつものように作家へは批判的な投稿となりましたが、ゲルモンさんの展示がなかったら一生行かなかったかもしれないから、こういう企画もマイナーな美術博物館にはいいのかもしれませんね

* 注:鉱物学博物館と呼べるものはパリには3つもあって、一つは大学Jussieu校舎内、もう一つは植物園内にある。国立高等鉱業学校内にもあったとは今まで全く知らなかった。

2016年3月15日火曜日

Pourquoi je me réjouis tellement de votre visite ?

Le dessin à l’eau de mer n’est pas tout à fait photogénique. Mais il y a une raison plus importante.
L’exposition n’est pas un simple étalage des travaux. Entre eux il y a des rapports cohérents par rapport au sujet ou/et à l’esthétique auxquels j’ai réfléchi beaucoup avant et pendant l’accrochage. Donc l’exposition personnelle que la Ville m’a permis de faire cette fois est pour ainsi dire  une œuvre. Une œuvre éphémère qui n’est visible qu’une période et qui disparaîtra à jamais.
Certes vous pouvez venir voir mes travaux dans mon atelier, mais ce n’est pas la même chose.

Les dernières visites guidées :
Le mardi 15 : 13h58 à Saint Lazare, 14h30 au Conservatoire
Le mercredi 16 : 14h13 à Saint Lazare, 14h50 au Conservatoire

 

どうして展覧会に来てもらうと嬉しいのだろう?
 海水のデッサンは肉眼でないとダメということもあるが、それ以上の理由がある。
今回のような大きなスペースで好きなようにさせてもらうと、展覧会自体が大げさに言うと一つの作品になる。つまりそれはただ作品を飾ったものではなく、テーマおよびビジュアルな一貫性があるように選んで並べられる。パリの人はいつでもアトリエに来れば作品が見えるからガニーまで行くことはないと思うが、それは全く違うのです。

2016年3月13日日曜日

Visite guidée d'hier

 
Je me suis agité pour rien hier matin, parce que le RER marchait tout à fait normalement contrairement à l'annonce de sa part.

J’ai reçu 7 visiteurs de Paris! (6 personnes dans la photo +1 qui nous a photographié)
J’ai de la gratitude la plus profonde envers eux. 

Par ailleurs j'organiserai la dernière visite le mardi après-midi : 13h58 à Saint-Lazare, donc vers 14h30 au Conservatoire.

昨日の土曜、展覧会行きを企画したのですが、週末は鉄道工事でガニーまで行くのに小一時間かかると言う「警告」があって、取りやめた人もですが、7人写真の6人+カメラマン)もの人にに来てもらいました。わざわざ遠くまで感謝感激です。実際には列車は全く通常通り走り、狐につままれたような、、、。









 

2016年3月10日木曜日

Excursion à Gagny le samedi 12

PS : Pas de chance, il y a des travaux sur RER-E. On prendra train à 14h13 mais on arrivera au Conservatoire que vers 15h10.

A la suite de l'article du 5 mars, je vous annonce une visite guidée du samedi 12.
Si vous voulez me rejoindre dès Paris, nous prendrons le train RER-E (la direction Chelles Gournay) à 14h13 à Gare Saint-Lazare. On se trouvera dans le wagon à la tête de train.
Le train passera Magenta à14:17 et arrivera à Gagny à 14h36. Donc on sera au Conservatoire plus tard 14h45.


2016年3月8日火曜日

失業率からの脱却

2/26にボーナスの話を出したのは、2014年に国と中国資本に助けられて息を繋いだ自動車のプジョー・シトロエンが12億ユーロの利益を上げて、社員に従業員に平均2000ユーロのボーナスをだすというニュースがあったから。労働組合に言わせると1万7千人の解雇された従業員の犠牲の上になるもの。しかし人員整理して1年足らずで経営が好転するなんて、経済ってそんな単純なものかとあきれてしまう。だから他に要因があると期待したいのだが、もし労働組合の言が正しいなら、それは逆にネオリベのみならぬ現オランド政府を含めた「改革派」の「低賃金・流動的雇用の促進をするしか将来はない」という論理を証明してしまうのでは???

そもそも経済発展すると人件費が高くなり、途上国の追い上げに対抗するために生産を機械化するのだと物心ついて以来ずーっと(私の世代は)教えられて来た。今やラインはロボットだらけ、ますます生産に人間が要らなくり、生産業以外でも私の銀行への不満でおわかりのように、電子化で第三産業でも人員は削減された。つまりこの方式で半世紀間「人減らし」政策を推し進めて来たのだが、経済のわからない私が不思議でならないのは、それなのに失業者の増加が問題になること。だってこれって失業者を生産してきた訳でしょ?
勿論「人間はもっと創造的な仕事に就くようになる」とか「経済発展で新しい仕事が生まれる」と説かれてきたが、そういうところはあっても万人みな創造的でもないし、数の上でも失業者が多くなるのは当たり前のような気が絶対しますよね(かつ歴史が証明しているように思いますが)。
だから「失業率との戦い」なんていうスローガンや政策はナンセンス。失業率と闘うより、高い率の失業者がいることを前提の社会を考えるべきなのでは?

そもそも「失業者」が「雇用を探す」のが仕事と見なされ、「活動していない」というカテゴリーに入れらるのがおかしい。人は雇用がなくても社会の一員として活動できるから、ある意味の「暇人」の存在をプラスにする社会システムを考えるべき(自己弁護かしら? 但し私は雇用を探していないので「失業者」ではありません。でもれっきとした社会の一員で、、、「少ない雇用」状況でそれを探すのは労多くして、、、でしょ。このエネルギーを別なことに向けた方がよい)。社会全体の生産が上がっているなら可能なはずでは?

算数的にはワーキングプアを増やせば失業率は少しは下がる:そんな法律案(だと思う)をめぐって明日は久しぶりの大規模なストになるかもしれません。
労働組合側などの反対要求は結局雇用確保云々だから、私の主張する「失業率からの脱却」とはほど遠いのですけど。

写真は1978年モロッコ生まれで去年の9月に就任した労働省大臣。El Khomri法と自分名をつけられてしまった労働条件自由化法案を弁護せねばならなくて、私は少し可哀想な気がしていますが、、、。 今日は「女性の日」ということだったので活躍する女性の一人として。

2016年3月7日月曜日

I saw Bowie this morning...

勿論夢の中だが(笑) 
アトリエオープンみたいな感じで自宅(らしきところ)にわんさとコスチュ−ムなどが飾ってあって、他にはビデオのプロジェクションとか。。ソファーでゴロゴロしている人も。。。その中に30歳ぐらいのデヴィッド・ボウイがいて、私とも気さくに話しをしてくれました。庭もあって天気が良く、「英語環境で不自由たけど、楽しいなー♫」と思いつつ目が覚めた。


昨日は何年も前に亡くなった友達を訪問、扉が開いているのでんノックし「いるのー?」と言っても静まり返っていた。「変だなー」と思いつつ目が覚めた。

こんな夢で連日目が覚めるとは、、、「制作するより整理した方がいいかな」と思う今朝。。。

そしてちょっと気になって数年連絡のない南仏のMさんに電話してみたら元気な声が返って来た。勝手に殺してはいけませんねー ☺

右の写真は昨春のボウイの展覧会で見た、アルバム「ジギー・スターダスト」の最初の曲 "5 years"の手書き歌詞。下はその会場だったパリ管ホール (Philharmonie de Paris)。ジャン・ヌーベル(ウィキ)の建築で、外観はヴィトン財団のフランク・ゲーリー(参考投稿)の向こうを張ろうとしているのか? 見事にピカピカで、、、数ヶ月前に開館したのにまだ工事をしていたのが印象的だった。

しかし1月は年始早々フランスでは、上のピカピカホールで90歳の記念行事が行われた現代音楽のブーレーズをはじめ、作家のミシェル・トゥルニエ(ウィキ)など有名人の逝去が連日ニュースの一面を飾った。トゥルニエは「久しぶりに読み直してみるか」と処女作で代表作の『フライデーあるいは太平洋の冥界』を寝る前に読んでいたところだったのでびっくりした。この小説は島に一人きりになったロビンソンがサバイバル法を模索しては反省し「哲学する」ところが面白いのだけど、帆船や植物、耕作関連の馴染みのない単語が多く、私には難しくて毎度のこと途中で投げ出してしまい、実は今回初めてフライデーが登場するところまでやっと辿り着いた (ほっ!):このなみなみならぬ遅さは並列して本が積んであるのと、日本語仏語を問わず読書し始めると最近すぐ眠たくなって、、、これでは特効薬の「フランス文化放送」 が要らなくなりそうなのだ。

でもボウイの死の報道はブーレーズやトゥルニエの比でなくて、私はファンではある(あった)があっけにとられたというのが本当のところ。(ファンでない人はうんざりしたことだろう)






 

2016年3月5日土曜日

Mon expo à Gagny ガニーでの個展


Voici les vues de mon expo au Conservatoire de la Ville de Gagny. Peut-être il ne faudrait pas la dévoiler par photo, parce que ça peux donner l’impression que vous l’avez déjà vue. Mais les vraies oeuvres sont très différentes des photos, surtout mes dessins à l’eau de mer. Par ailleurs vous ne trouvez pas toutes mes 34 oeuvres exposées dans les photos ci-dessous. 

Le Conservatoire a fermé sa porte pendant les vacances d’hiver, il sera ouvert de nouveau à partir de lundi 7 mars. L’exposition se terminera le 17 mars (au lieu du 18 dans l'annonce officielle). En fait selon le programme, je devrais décrocher les travaux le 18.
Par ailleurs je pense être sur place le samedi 12 et le mardi 15, s’il y a des gens qui souhaitent me rencontrer. Je ne pourrai pas y être toute longue des heures d’ouverture, donc vous me préviendriez votre venue au 0695043187.  

 パリ東郊外の街ガニーでの個展、会場 Conservatoire が主に子供の課外教室の場所なので「二月休み」で2週間休館、7日(月)より再開します。全貌を写真紹介してしまうとわざわざ行かなくてもよい気がなくなるかもしれませんが、いつも言うように本物と写真では、特に「海水ドローイング」は全然違いますからねー。かつ全部で34作品もあるので写真の片隅にも入っていない作品もあります。
公式発表では18日(金)までとなっていますがこの日はすでに作品を外して梱包しますので17日までにお越し下さい。土曜には6時まですが、月から金は8時まで開いています。12日(土)と15(火)は会場に行く予定です。流石に2時から晩までずっといられないので、ご来場ならばその予定を0695043187までお知らせください。

それからガニー市在住の日本人の方から素晴らしいご感想を頂いております。次のリンクのコメント欄をご覧になって下さい
 


 
 
 


Horaires :
Tous les jours sauf le dimanche : de 14h à 20h,
le mercredi :  de 9h à 12h et de 14h à 20h,
le samedi  : de 9h à 12h et de 14h à 18h

Lieu : Conservatoire François Joseph Gossec
( 5 min à pied de la Gare RER-E de Gagny )

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