先週はFIAC(パリ現代アートフェア)があり、それに付随して色々なアートイベントがあって業界は賑わっていた(この辺の事情は2年前に書きました)。私は「業界の人」でもないので、招待券を頂いたイベントを少し回ったが、人が沢山いて疲れた。
そんなある晩、遅く家に帰っても何も食べる物がないので、閉店間際のモノプリで手っ取り早く冷凍食品を、それも馬肉騒ぎで話題になった種の物を買ってみた。スキャンダル(2013/2月23,24,27参考)があったから少しはまともになっているではと思ったら大間違い。これが 例のミネレか(これは24日参考)と勉強になるような、ひき肉とは思えないシャリシャリした砂のような肉に遭遇。安くて便利とはいえ、これがマトモな食品でないことは説明されなくとも明らか。自らをモルモットにするのは止め、野菜の部分だけ食べた(野菜も潰したビュレになって信用できないが、、、)。
やっぱり食べ物は形が見えるものが安心、という訳で:
さて写真は朝市の八百屋が持ってきた、今朝買った卵。ここの野菜は「自然度を増すため、土をわざわざ付けているのでは?」と勘ぐってしまうぐらい汚れているが、卵も同じく泥で汚れ、大きさも色もまちまち。こんな卵パック、日本で売ってますか?(パリでもなかなかお目にかかれないけど)
日曜日には「採りきれないから」と言われて、知り合いの田舎の家のリンゴを採りに行った。到底市場には出回らないデコボコして小さい沢山のリンゴはコンポット(砂糖煮?)にするしかない(でも私は殆ど砂糖を入れない。凝縮されるから十分甘くなります)。ともかく皮を剥くのが手間、かつ出来上がりの市場価値は極めて低いから、やる気がしなくなるかもしれないが、産業製品を思えば「ミネレ怖し」で何のその。頑張りました。
福島原発の地下水による太平洋汚染も、水に薄まりたいしたことはなくなるように言う専門家や、そのように思う一般人もいるが、おそらくこれは、我々現代人があまりにもひどい食品(あるいは環境)に囲まれているので、その程度の放射能汚染の発癌性など取るに足らないと言う「あきらめ」故だと思う。 あきらめの上に築く未来は何なのでだろう? そしてコンポットにしなければ地に落ちて腐るしかない、食べられないほどできるリンゴ、、、 1時間もリンゴの皮を剥くと色々考えさせられます。(まだ半分ぐらいの残っているのでもっと考えられます)
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