私としては超例外的に、この2週間に舞台を3つも見た。その中の一つは2014年2/2 の投稿で絶賛したトーマス・オスターマイヤー Thomas OSTERMEIYER 演出の劇、もう一つも私絶賛の14年5/19記のジェームズ・ティエレ James Thierrée (14/5/19記)。
この二つは絶対外せないと3ヶ月前(?)のチケット発売初日からスタンバイという熱の入れよう。トーマス・オスターマイヤーの今度の劇はフランスの今日の小説をアレンジしたもので、ドラッグおよびLGBTの世界で話が進むらしくて俗語いっぱいに違いなく、字幕みてわかる自信ないので(ドイツ語劇なので)本を買って読むと言う予習までして臨んだ。その本がベストセラーで(知らなかった〜)大手の本屋で積んであったのだが、へーえこれがそんなに売れるのか〜、でもなんでこんなの劇にするのかなーと疑問符
またジェームズ・ティエレも自分の作曲を指揮するみたいなことが書いてあってこちらも疑問符
そして見た結果、、、どちらも面白くなかった〜!!!
オスターマイヤー4時間もので幕間に退散。
期待しすぎるとこういうものですかね〜。
私が楽しめなかった理由を書けないこともないが、殆どの読者の皆さんには役に立たないのでこれまで。見に行こうか迷っている人は下の備忘録を参考に(とはいえ満席のはずだけど)
ちょうどジェームズのご両親の「見えないサーカス」14年5/19記の案内がディスカウントチケットサイトから割引の案内が来たが、来年の6月の公演:ムムム〜(期待するとよくないからな〜、でも「ご両親」の寄る年波を考えると、、、)。
そのページにあったYouTubeは楽しいので今日はつける写真もないからこれでもご鑑賞ください。
この数ヶ月で見た中で一番面白かったのは友達が教える素人芝居劇団(素人ながらそれぞれ個性があって、それに脚本の力が断然:La Réunification des deux Corées「南北朝鮮再統合」(といっても外交ではなく男女の話です😄 )、それから2月に紹介したつづれ織の井上さん(参考投稿)の、ウジュニの人生の人形劇の企画プレゼみたいなもの(ここのシーンはこうなってーみたいな説明で空想が広がって大いに楽しめた)。確かに両方ともさほど期待してなかったかな。
アーティストとして同じことばかりしてられないので新機軸を試みて失敗てのは仕方ないところだが、見る人の「見たことないもの」を求めすぎる傾向に応えすぎのような気もする。難しいものです。
と言うわけで結論:9月に名古屋のLギャラリーさんで個展することになっていますが、くれぐれも期待しないで、でも見に来てください(笑)
しかしアーティストへの期待ってのはなんでしょうね? 変身? 深まり?
以下は読んでもらう必要のない私の備忘録
オスターマイヤーはVirginie Despenteの小説に忠実(抜粋といえる)で登場人物のモノローグの連続。モノローグに交互してバンドのグランジ・ロック演奏、その繰り返しで飽きた。何のための舞台化か? モノローグもカリカチュア的な面が多いので、仏漫談士の舞台で結構。
ティエレは弦、吹奏のもいるのに結局は一本調のハードロック的音楽で、、、ジェームズ君それほど音楽的才能ないのでは? この数年の世界に怒った結果か、全体にいつもの空想性がない。実は歌詞があまりわからなくて(90%英語)、会場でもらった紙に歌詞が書いてあったことを帰途にて発見。会場暗くて公演中に読めるわけないし、このほうが字幕つけてもらいたかった。但し歌詞を読んでも全体の評価には変わりなし。
昔はロック少年だったのにもうヘビーなロックは1、2曲で飽き飽き(かつ耳鳴りにも悪いし😢):確かにオスターマイヤーの観客はかなり若く、バンドの時は隣の女の子は体を揺すっていた。
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