2026年10月23日金曜日

明日をもしれぬパリより😅

先週の土曜(10月7日)フランスの大都市ではデモに関連して動乱があったが、これは世界中で大きく報道されたようだ。だから「大丈夫ですか?」というような問い合わせがあるかと思ったらほぼ皆目なかった(笑)。今回の方が絶対テロ事件よりは被害に合う確率は高いと思うのだけれども:デモに行ってるかもしれないしね〜😅 
 
マスコミと言うのはセンセーショナルなものを好むので、テレビを見てたら毎日洪水とか山火事とか大変なことばっかり、だから今回のデモでも暴動シーンばかり流れるのだが、その裏では何万人もの平和的なデモ行進も行われている。
もちろんごく一部の地区を除いては普通の生活が続いている。
 
デモの参加者は今回は大雑把に言うと3グループに分けられる。第一の大多数は運動の発端になった高校生及び生活難を訴える一般人のデモ参加者。第二はそれに付随して今までもあった無政府主義超極左活動家、ブラックブロックと呼ばれる破壊屋。彼らは特にデモ終了後に街中で暴れて問題になっていたが、標的は普通銀行のような資本主義、及び役所など国家権威の象徴だった(今回のリモージュの市役所は彼らの仕業だと思われる)。この2つに加え今回は「単なる泥棒集団」ではないかと思われる新たな大規模なグループが現れた。彼らはデモに関わる機動隊の手薄な隙を狙ったようにデモコースではない商店街通りで、しかもでも開始前から商店破壊略奪行為を始めており、ニュースなどの映像で見られるように多数の若者が一気に店に押し入ったりして一部の報道では(事情を知らないからか故意にか)「移民の蜂起」みたいに見せられるが、これは権力に対する蜂起ではなくデモに便乗して金目のものを物色するただの(おそらくギャングによって)組織化された略奪行為でしかない。
 
この組織犯罪に警察は情報的にも物理的にも先を越されてしまった状態だが、政府の反応はデモ行進には全く耳をかさず、騒乱は極左政党のせいにして、ともかく治安第一。ニースとリヨンは明日24日のデモは禁止された。これはフランスでは政府が任命する知事の判断で大統領権限ではないのだが、マクロンは労働組合の組織するデモ以外は禁止すると言い出して、またまた「なんなんだこいつは〜」と言う感じ(日本ではわからないでしょうがマクロンは天上界の人のように振る舞い心底国民に嫌われています)。そして多分これも日本人には全く理解できないだろうが、このぐらいのことで「集会、デモ行進の自由」をフランス人が放棄することはありえない。(昔からそうだったかもしれないがこれだけはナチスに占領されたことの大きなプラスの遺産か?)
 
警察は怖がらせているけど明日の動員どうなるかな〜? 
ギャングの方は、私がボスなら2匹目のドジョウは狙わないだろうけど、動員された無思慮な悪ガキ連中は?。
今のところおとなしくしている黄色いベスト運動(2018年ガソリン代の値上げから火がついてシャンゼリゼの暴動に至った)は? 
 
しかしそれよりも心配になるのは明日オルレアンでマリー・ル・ペン率いる極右の集会があり、それに対する反対デモもあって、暴力事件はこちらの方が心配になる。現状ル・ペンは半年後の大統領選の最有力候補で土曜日の騒乱はますます追い風、彼女が勝った時の黙示録的近未来が映し出されるかもしれない。
 
専門家でもない私が分析・予測・危惧しても全くしょうがないのですが、、、 
 
ところで今週はパリはアートフェアの週で本当は日曜まで開催だったが、メインのグラン・パレなどのフェアは急遽今晩で閉会を決定。友達は「狙われるわけないだろう」と言っていたが、原発と同じ、まさかの時の被害が大きすぎる、だから正しい判断。 
実は私は小品に目星をつけて暴徒が侵入した際にはどさくさに紛れて取りに行こうと企てていたのだけど😅


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