2014年5月3日土曜日

連戦連敗の記録

ご存知のように最近は「野外アート」展の公募に応募しなくなった。(経過、理由をご存知ない方はビデオ「安息年」を見て下さい)

 とはいえ「野外制作」は楽しみも多いので、滞在1ヶ月可能、興味のある土地での時は応募することにした。

この冬から出したのは次の3本:

・台湾の漁村の企画:「釣り小屋」を使うというのがテーマで、竹で光背のようなものを作ってカテドラルのようにするという企画を出した。落選通知に「最終選考まで入ったからまた応募して下さい」と書いてあったが、本当かな? 企画は英語圏の人だから「丁寧なご挨拶」か?
・フランス、バスク地方(スペインとの国境)の洋岸の公園の企画:住民参加型がご要望なので流木等で「大西洋の防波堤」を作る。昔書いた川俣+ラルスの真似みたいなでっちあげ(ちなみにマルグリット・デュラスウィキに「太平洋の防波堤」という小説がある:私は彼女のファンではまったくないが、これは好きだった)で、これはいつもの通りの当たり障りない落選通知が届いた。
・イタリアのアドリア海側の街の公園の企画:南イタリアはオリーブぐらいしかイメージできないので、オリーブオイルの瓶(普通四角で緑色)を重ねて建造物を作る企画を出したが、流石イタリア、返事も来なかった(5月が滞在時期だったので当然落選)

それ以外は「海水デッサン」を海岸のアーティストレジデンスして作ったら違う展開があるかと:

・アメリカ西海岸のTide Museum(名前に惚れましたが、落選)
・ノルウェーのフィヨルドに街(選ばれない場合は返事は書かないとのこと)

それからアルザスの「水をテーマ」にした作品に賞を出す大財団。「海水デッサン」予選落ち。最終選考に若い日本人アーティストが入っていました(サイトの小さな写真は建築風の透視図的デッサンだったけど)

弱気になって出したサロンまで落とされて(集客能力は多くて色々な知り合いが出展している)、、、これは膨大な参加費を払わされるから落ちてよかったけど(財布の面も自分の今までの「原則」の面でも)、レベルが高くないので書類審査の予選落ちだと侮辱された感じがしないことはない。

というわけで連戦連敗、加えて実りない画廊探しを加えると、気力がなえてしまう。

以上比較的克明に「落選記録」を書きましたが、「恨みつらみ」ではありません。「好みは人それぞれ」、かつ相手が何を求めているかもよく知らないので。業界の人には何処のことかわかるでしょうので「坂田英三はゼンゼンアカン」と思っている人には来期応募してみると可能性が多いかもという「役立つ情報」なのです(この人が褒めた映画は見に行かなくても良いという映画批評みたいな役目)

「毎日のデッサン」も「くら~い」続きで心配されるかもしれませんが、こんな可愛いことも考えています(写真)

6th January  Revised

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