2014年5月29日木曜日

パーフォーマンスするドローイング

前々回の投稿で死海の水のドローイングが湿度のインディケーターになってしまったことを書いたが、じとじとするので他のデッサンと一緒に保管する訳にもいかず壁に吊るしておいたところ、連日の曇天、通り雨、低温で、なんとキラキラ光るはずの透明ドレスから玉のような雫が写真のごとく、、、。
以前「涙するマリア像」はこれで作れると推測したが、パールのような汗、分泌液が流れるエロチックな肉体まで可能だ。第一には「死海の不思議」なのだが、この透明ドレスは今までと描き方も違うのが秘技で、、、(これはエロ好みな友人アーティストに伝授しよう)
 
はじめは余白の白い所を切り取って使うつもりだったが(相変わらず紙不足。いつも行くスヌリエにも3枚しかなかったので)、このまま作品とする方がもっと面白くなって来た。でもどうやって展示場まで運搬すればいいのか? 作り方はわかったけど全体が乾くまでに1ヶ月もかかったから、現地制作もできないし、、、。

墨と混ぜたデッサンも塩分濃度の濃い所はジメジメ、これはひょっとしたら他のデッサンに悪影響を与えいるかもと心配になり、保管済みになっていたデッサンも出してみると、やはり他のデッサンより湿っぽい。結局大きなデッサン4枚、小さなデッサン1枚が、今日からどうしようもなくアトリエの壁にかけられることになった。

1 件のコメント:

  1. ジメジメからカビが発生しないよう祈ってます。”しっとり”とか”潤いのある”ってことは美の基本中の基本です。

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