最近あんまりインスピレーションが良くないので昨日は昼間の2時半からチャップリンの映画を見ることにした。私のアトリエの川向こうのシネマテック(仏国立映画館)で「シャルロ」と言われるあの山高帽とキチキチの背広、杖、ダブダブの靴というキャラクターを作って100年の記念で特集をしているのだ。それ以外にもシネマテックの創始者を記念した名画特集、それに小津安二郎までやっていて、見逃せない映画の連続で、シネマテックの会員は時としては3本もみるハードスケジュールとなるらしい。映画ファンとは言えない私もいつもになくしばしば行くことになっている。
早く出たので久しぶりにベルシー公園を通って行くことにしたら、ツツジが満開直前。今に開こうとする花の蕾も字のごとし、雷が炸裂する直前のようなきれいさだった。
さてチャップリンのほうだが、「舞台」をテーマにした短編の3本作の上映。水曜は学校が半ドンなので、これは「子供用」時間(だから上映前後に子供向きの解説がつく)なのだが、映画は初期のドタバタで殴ったり蹴ったりでで、チャップリンの哀愁を感じさせる前の「残酷もの?」、教育上いいのかな??? 私としても全然気分転換にならなかった。
かつ運悪く教育がなってない、「バアちゃん、腹減った!」と途中から騒ぎだす悪ガキの近くに座ってしまい余計うんざりした(バアさんはマトモなのか、困って退場した)。
「舞台」というテーマに興味を持ったのは、実は先週1929年の無声映画の傑作、パープスト監督、ルイーズ・ブルックス主演の「パンドラの箱」ウィキを見て、劇場舞台裏場面が秀逸だったからでしたが、、、。 チャップリンの短編を「子供用」としてしまうのも問題だが、「パンドラ」の方はその心配のない「大人の映画」です 参考: youtube
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