2014年10月22日水曜日

ヴィエリチカ岩塩坑観光とその後

ヴィエリチカ行き列車
先週の南ポーランドの古都クラクフ(Krakow)の旅行で、私にとって一番の目玉はヴィエリチカ(Wieliczka)岩塩坑だった岩塩坑の英語サイト

P&M夫妻が「電車で行け」というのでそれに従ったのだが、クラクフ駅は巨大なショッピングモールの奥にあって「人のいる乗車券売り場」が見つからず、右往左往。人に聞くと「バスで行け」と言われ、お店のお兄さんは私に化粧品を売り込もうと企むし、、(ポーランド人は全員英語やフランス語を堪能と思っていたが、実は現地ではそれほどのことはなかった)。仕方がないから自動販売機で買うことにしたがWieliczkaで始める駅が3つあって、、、などなど苦戦。列車は20分ぐらいとのことだったので1時間以上の余裕で駅に来たのだが、どうもヴィエリチカ行きは1時間に1本しかないもよう。これには困った。ダイヤどうりでもフランス語ツアーの時間に遅れてしまう(見学はガイドツアーのみ)。

塩の花咲く坑木
だから駅に着くと一目散に走り、予定通り7分ぐらい遅れて到着。「英語は苦手だから何とか仏語ツアーに追いつかしてくれ」と英語で頼み込み、、、切符売り場のおばさんがガイドに電話、案内嬢と走ってエレベーター乗り場に(親切だ)。私をガイドさんと3人が待っていてくれ、皆さんにペコペコしたのだが、そのうち2人は前を行く少なくとも30人ほどもいそうな大グループ英語ツアーの最後のビジターおそらくこの英語グループのエレベーター渋滞(一度に6人ぐらいしか乗れないから)のお陰で追いつけたようだ。
ともかく仏語ツアーは私ともう一人リヨンから来たおじさんのみのプライベートツアー!!! ほらほら、仏語だとこんな得をすることがあるんですよ〜。説明を聞き逃すことはないし質問もし放題ですからね。

坑道の壁に灰色の岩に水晶のように透明な塩の結晶が挟まっていたり、水分と吸い込んだ坑木はカリフラワーのような塩の花が咲いていたり、、、。大きな礼拝ホールもあり、昔は貴族が遊んだという地下の塩水湖など(今でもこれらホールは結婚式、コンサートなどに貸すそうな)。実はこの湖の水を密かに汲もうと企み、紐をつけたコップとボトルを持参んだったがそれが届くようなところではなかったので、スキャンダルを起こすことはなく見学終了。(岩塩抗の詳しい解説はウィキを参照して下さい)

塩のシャンデリア輝く大礼拝堂
お店で岩塩を買い、パリに戻って水道水で溶かしてデッサンを描いたのですが、これがすごいのですよ。(例えばこれ)デッサンのマチエールにはやっぱり塩分だけでなく色々なミネラルの要素が関係しているらしい。ですから少なくとも本物の湖水を、できれば岩塩抗でレジデンスはできないものかと現在画策を始めたところ。もしこの件で手助けしてくれそうな方がいたらご紹介ください。


最初のデッサンは岩塩とともに額に入れて現在アトリエで展示中。写真のようにヴィエリチカの岩塩は灰色で、お土産物で売っているオレンジのランプとかはマレーシア産とかというのが親切なガイドさんの忠告でした。

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